昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭出品作品で、チェコセンター東京でも上映会を開催したチェコ、ラトビア、ウクライナの共同製作によるドキュメンタリー映画『標的までの時間』が、山形国際ドキュメンタリー映画の東京上映イベントにてご覧いただけます。本作は、監督の故郷であるリヴィウの1年間を記録し、ロシアの侵攻によって日常が脅威にさらされてゆく状況をとらえた作品です。ぜひご覧ください。
上映日時:
① 2026年10月22日(木)12:30~
② 2026年10月27日(火)15:40~
会場:K's cinema
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目35-13 3F
www.ks-cinema.com料金(当日):一般1600円、学生1400円、シニア1200円、アテネ・フランセ文化センター会員(アテネ・フランセ文化センター窓口のみ)1000円
標的までの時間(Time to the Target, 2025)
ラトビア、チェコ、ウクライナ/2025/180分
監督:ヴィタリー・マンスキー Vitaly Mansky
言語:ウクライナ語
字幕:英語、日本語
ロシアの侵攻によってウクライナは激しい戦闘状態にあるが、前線より離れた地域はどのような影響を受けているだろうか。1999年の『青春クロニクル』をはじめ、『ワイルド・ワイルド・ビーチ』、『祖国か死か』、そして前作の『東部戦線』などでスクリーンを飾ってきた監督は、1年半に渡り故郷リヴィウの姿を記録してきた。本作には、ロシアから飛来するミサイルの脅威にさらされ、次第に疲弊していく住民たちの姿がくっきりと焼き付けられている。犠牲者に送る葬送の曲が時間の経過とともに次第に哀愁を帯びる。怒りのこもった大作だ。(山形国際ドキュメンタリー映画祭ウェブサイトより)
映画公式サイト (英語)
ヴィタリー・マンスキー(Vitaly Manskiy)
1963年、ウクライナのリヴィウ(当時のソビエト連邦ウクライナ共和国)生まれ。1989年に全ソ連国立映画大学(VGIK)を卒業した後、現代を代表するドキュメンタリー映画監督・プロデューサーの1人に名を連ねている。これまでに30本以上の映画を監督し、世界中の名だたる映画祭で上映され、100以上の国際賞を受賞している。2007年にはロシアで国際クリエイティブ・ドキュメンタリー映画祭「Artdocfest」を設立し会長を務めたが、ロシアの検閲強化とウクライナ侵攻を受け、2022年に活動を停止した。現在、市民的立場を表明したことによりロシア当局から迫害を受けている。2014年にロシアから亡命し、2020年にはラトビアで国際ドキュメンタリー映画祭「Artdocfest/Riga」を創設し、会長に就任した。米国映画芸術科学アカデミー(オスカー)の会員でもある。