毎年、ヨーロッパの注目作品をご紹介しているEUフィルムデーズ。今年は東京を皮切りに、5都市で開催されます。東京では、シアター・イメージフォーラム(渋谷)で開催のメインプログラム全26作品の上映に加え、特別プログラムとしてEU加盟7カ国のクラシック作品を国立映画アーカイブ(京橋)にて上映します。チェコは、若い夫婦と母親との距離感をブラックユーモアとホラーの狭間で巧みに描き、チェコ国内の映画賞で高く評価された「夜に現れた女」を日本初公開するほか、クラシックセレクションとしてヴィエラ・ヒチロヴァーによる1963年の短篇作品「天井/袋いっぱいの蚤」を上映します。
EUフィルムデーズは、欧州連合(EU)加盟国の在日大使館・文化機関がセレクトした近年の注目作品を一挙上映するユニークな映画祭です。
チェコの上映作品について
<シアター・イメージフォーラム上映作品>
「夜に現れた女」
※上映日程は後日お知らせします。
原題:Přišla v noci
監督:トマーシュ・パヴリーチェク、ヤン・ヴェイナル
脚本:ヤン・ヴェイナル、トマーシュ・パヴリーチェク
プロデューサー:エヴァ・パヴリーチュコヴァー、パヴェル・ヴァーハ、トマーシュ・パヴリーチェク、ヤン・ヴェイナル、シモン・ドヴォジャーチェク
撮影:シモン・ドヴォジャーチェク
音声:ミハエラ・パトリーコヴァー
編集:ヤクブ・ヴァンサ
音楽:Aid Kid
出演:シモナ・ペコヴァー、アネット・ナスヴァドボヴァー、イジー・レンドル ほか
2023年チェコ・ライオン賞 ― 最優秀監督賞、最優秀主演女優賞(シモナ・ペコヴァー) 2023年チェコ映画批評家賞 ― 最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞(シモナ・ペコヴァー)
一つ屋根の下で始まるのは、家族の愛か、それとも悪夢か。
30代の夫婦・イルカとアネタはある日、イルカの60代の母ヴァレリアを自宅に迎え入れる――それが地獄の始まりになるとも知らずに。上品ながらも強気な彼女は、次第に生活空間だけでなく夫婦の心の領域にまで踏み込み、ふたりのプライバシーを侵していく…。親の善意は本当に正しいのか。一番身近な母親こそが、実はもっとも恐ろしく不穏な存在なのかもしれない。誰もが経験しうる家族との距離を、ブラックユーモアとホラーの狭間で巧みに描き出すチェコ発スリラー。
<国立映画アーカイブ クラシックセレクション上映作品>
「天井/袋いっぱいの蚤」※2作同時上映
2026年05月19日(火) 19:00 国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU
2026年05月22日(金) 15:00 国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU
「天井」 原題:Strop 監督:ヴィエラ・ヒチロヴァー 脚本:ヴィエラ・ヒチロヴァー、パヴェル・ユラーチェク 撮影:ヤロミール・ショフル 音楽:ヤン・クルサーク 出演:マルタ・カニョフスカー、ユリアーン・ヒチル、ヨゼフ・アブルハーム、ヤロスラフ・サトランスキー、イジー・メンツル、ミロシュ・フォルマン
「袋いっぱいの蚤」 原題:Pytel blech 監督・脚本:ヴィエラ・ヒチロヴァー 撮影:ヤロミール・ショフル 音楽:ヤン・クルサーク 出演:ヘルガ・チョチュコヴァー
ひなぎく』で知られるヴィエラ・ヒチロヴァーの貴重な2作品
『ひなぎく』(1966)でチェコ・ヌーヴェルヴァーグの旗手として知られるヴィエラ・ヒチロヴァーの貴重な2作品を上映。『天井』は、医大生から売れっ子モデルに転じ、華やかな日常と引き換えに、さまざまな制約を押しつけられる女性が感じていく心の空虚感をシネマ・ヴェリテ的撮影で綴った、彼女のプラハ芸術アカデミー映像学部(FAMU)卒業制作作品。その2年後に製作された『袋いっぱいの蚤』は、女子寮の寮生たちの日常をやはりシネマ・ヴェリテ的な手法で瑞々しく捉えている。
「EUフィルムデーズ2026」開催概要
詳しい上映日程は決定次第ウェブサイトにてご案内いたします。
主催:駐日欧州連合代表部、在日EU加盟国大使館・文化機関
共催:イメージフォーラム、国立映画アーカイブ
東京
シアター・イメージフォーラム / 5月16日(土)~ 5月29日(金)
国立映画アーカイブ / 5月19日(火)~5月24日(日)
名古屋
ナゴヤキネマ・ノイ / 6月6日(土)~6月19日(金)
広島
広島市映像文化ライブラリー / 7月上旬(予定)
京都
京都府京都文化博物館 / 7月下旬 – 8月上旬(予定)
福岡
福岡市総合図書館映像ホール・シネラ / 8月下旬(予定)